2014年9月20日土曜日

毎日新聞に窓口の記事が掲載

共同通信配信記事2014年9月20日  毎日新聞朝刊京都欄掲載
一人で悩まないで
民族・人種差別に相談窓口
 きょう開設 立命館大講師ら
 深刻さ認識 ヘイトスピーチ再発防止に

 立命館大(京都市)の講師や学生らでつくる「ヘイトスピーチ事件の解決を求める会」が民族や出自を理由に差別を受けた人の相談窓口を20日に設置する。講義の場などでマイノリティーに侮辱的な発言をすることを「キャンパス内のヘイトスピーチ」と捉え、大学側や加害者に問題の深刻さを認識してもらい、再発防止につなげる狙いがある。
 立命館大では今年1月、受講生が、在日コリアンの講師から朝鮮学校無償化への署名を強要されたとの趣旨の内容をツイッターに投稿。虚偽だったにもかかわらず、講師がネット上で差別や中傷を受ける問題が起きた。
 会には、この後、人権教育を担当する教員から「自分の講義も攻撃対象になるのではないか」という不安が寄せられ、在日コリアンの学生や留学生から「国に帰れと言われた」という被害申告も増えた。日本人教員が雑談の中で北朝鮮や中国をからかう発言をし、留学生が精神的ショックを受けるケースもある。
 会は民族や人種の差別が研究の場からのマイノリティー排除につながると懸念する。メンバーで講師の橋口昌治さん(労働社会学)は「相談窓口によって今まで受けていた被害を顕在化できる。加害者も交え、ヘイトスピーチの問題として話し合いたい」としている。

キャンパスヘイトスピーチ相談窓口

ご報告が遅くなり申し訳ございません。立命館大学は私たちの公開質問状を無視しつづけ、キャンパスヘイトスピーチの問題が放置され続けています。この間、事件をきっかけにキャンパス内での問題について情報がよせられてきました。私たちは独自に相談窓口を立ち上げる準備をしてきました。

私たちは「立命館大学ヘイトスピーチ事件の解決を求める会」を立ち上げ、キャンパスヘイトスピーチ相談窓口を開設します。これからもご支援をよろしくお願いいたします。


キャンパスヘイトスピーチ相談窓口
http://hatesoudan.strikingly.com/


私たち「立命館大学ヘイトスピーチ事件の解決を求める会」は、キャンパスヘイトスピーチ相談窓口を立ち上げます。
立命館大学で学び働くすべての人たちが相談できる窓口です。まずは被害を共有し、一緒に問題解決の方法を考えます。

私たちは、キャンパスヘイトスピーチの解決は、とても難しいことだと認識しています。そもそも何を問題と感じるのか、何をもって解決とするのか、被害を受けた人によってさまざまだと思います。矛盾した感情を同時に抱えていたり、時とともに認識が変化することも十分にありえるでしょう。相談では、まずそのような思いについてお聞きしたいと考えています。

そして問題解決のあり方も、被害経験の共有か、加害者の謝罪か、再発予防か、教学環境の保障か、就労の保障か、加害者との直接交渉か、大学との交渉か、裁判か、など様々だと思います。また私たちにできることもあれば、できないこともあります。必ずしも納得のいく解決に結びつかない場合もあるかもしれません

けれども、相談者の問題解決に向かう気持ちを共有し、被害を受けた人をサポートしたいと考えています。

まずはメール(または連絡フォーム)でご連絡ください。その後、調整の上でご希望に応じて、電話や面談でやりとりさせていただきます。相談内容については、相談者の了解を得ずに他者に伝えることはありません。

※相談は、友人が被害にあったことに悩んでいるといったようにヘイトスピーチを直接むけられた本人以外の方からも受け付けます。ただし、プライバシーの問題がある場合は被害者本人の意向に配慮してください。